ゴムボートのポンプはフットとハンドどっちが良い?実際に膨らませて比較してみた

役立つ情報

ゴムボートフィッシングをしていると、必ず付き合うことになる作業があります。

それが 空気入れです。

ゴムボートの設営で絶対に無くすことのできない工程でもあり、ここをどう効率化するかは非常に重要なポイントです。

ゴムボートの空気入れ方法は大きく分けると

  • 電動ポンプ
  • 手動ポンプ

の2種類があります。

今回はその中でも 手動ポンプ派の人がよく悩む問題について検証してみました。

それが

フットポンプとハンドポンプ、どちらが効率的なのか?

というテーマです。

実際に同じゴムボートを使って

  • 膨らませるスピード
  • 疲れにくさ
  • 携帯性
  • 耐久性

などを比較してみました。

結論から言うと それぞれに明確なメリット・デメリットがありました。

今回比較するポンプ

今回比較したのはこの2種類です。

フットポンプP-BR9HP

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よくゴムボート購入時に付属してくるタイプのポンプです。今回はアキレスの純正品を使用します。

特徴は

  • 足で踏んで空気を送る
  • 体重を使える
  • 両手が空く

という点です。

このポンプは

  • 低圧モード
  • 高圧モード

の2段階があります。

低圧モードでは 約2Lの空気を1回で送ることができます。

高圧モードでは0.7Lと空気量は減りますが、その代わり 高い圧力まで入れやすくなる仕組みです。

一般的には

「体重を使えるので楽」

と言われることが多いポンプです。

ダブルアクションハンドポンプLIQUID AIR V1

もう一つが ダブルアクションタイプのハンドポンプです。今回はアクアマリーナの純正品を使用します。

このポンプの特徴は

押しても空気が入る
引いても空気が入る

というダブルアクションタイプです。

つまり

1回のストロークで 2回空気を送ることができます。

今回使ったポンプの場合

  • 1回のストロークで
  • 約4.4L(2.2L×2)

の空気を送ることができます。

フットポンプが約2Lなので

理論上はハンドポンプの方が効率が良い

と言われることが多いです。

またこのポンプも

  • ダブルアクションモード
  • シングルアクションモード

の切り替えがあり、高圧のときは 押すときだけ空気を送るモードに変更することもできます。

検証方法

今回の検証では

アキレスのゴムボートLF-260RU

を使って実際に空気を入れて比較しました。

このボートは

3つの気室

があります。

今回は自作している

3分岐ホース

を使い、3気室同時に空気を入れる形で検証しています。

条件は

  • ボートは完全に空気を抜いた状態
  • 同じボート
  • 同じ条件

で比較しました。

検証① メインチューブまで膨らませる時間

まずはメインチューブを規定に近い圧まで膨らませる時間を測定しました。

今回の検証では分かりやすく基準は

ハンドポンプの圧力ゲージ1メモリ(約0.3bar)

までとしました。

フットポンプP-BR9HP

結果

約4分30秒

踏んだ回数は

約330回

でした。

内訳は

  • 約300回:低圧モード
  • 約30回:高圧モード

です。

ハンドポンプLIQUID AIR V1

結果

3分42秒

でした。

フットポンプより

約1分ほど速い

結果になりました。

ストローク回数は

約290回

でした。低圧モードのみでやり切れましたので高圧モードは使用してません。

理論上は半分になるはずですが、実際はそこまで差は出ませんでした。

検証② 高圧エアフロアの場合

次に

より高圧の条件

でも比較してみました。

今回は

規定圧1バール

まで空気を入れる検証です。

これは先ほどの圧力の

約3〜4倍

になります。

フットポンプP-BR9HP

結果

3分41秒

でした。

ハンドポンプLIQUID AIR V1

結果

1分45秒

でした。

ここではかなり差が出ました。

ハンドポンプが約2倍速い

結果になりました。

フットポンプの方が時間がかかった理由として、早々に高圧モードを使用しないと加圧できなかったため、高圧に切り替えてからが長かったです。それに対してハンドポンプの方は(腕力さえあれば)低圧モードのままでも1bar入れきることができました。

結論:速さは、、

今回の検証結果として

膨らませるスピード

だけで言えば

ダブルアクションハンドポンプが速い

という結果になりました。

特に

  • 高圧になるほど
  • 空気量が多いほど

差が大きくなります。

しかし疲れにくいのは、、

ただし

疲れやすさ

については全く違う結果でした。

実際に両方使ってみると

フットポンプの方が明らかに楽

でした。

理由はシンプルで

足の筋肉の方が強いから

です。

メインチューブなどは

約600L

くらい空気を送る必要があります。

それをすべて腕でポンピングするのは、正直かなり疲れます。

速いのはハンドポンプですが

体感ではフットポンプの方が楽でした。

携帯性

もう一つ重要なのが

携帯性

です。

ゴムボートの場合、ポンプは海上に持っていくことが多いです。

万が一空気が抜けたときのために、基本は ボートに積んでおきます。

その点フットポンプは折りたたむとかなりコンパクトになります。

一方でハンドポンプはサイズが大きいので、ボートに積むには少し邪魔に感じることがあります。

耐久性について

耐久性については

フットポンプは

蛇腹部分が消耗します。

実際に私の経験では

2〜3年くらいで破れる

ことがありました。

蛇腹が劣化すると最終的に穴が開きます。

テープなどで補修しながら使うこともありますが、いずれ限界が来ます。

一方、ハンドポンプは蛇腹のような構造ではないので破れることは少ないですが

  • シャフトが曲がる
  • 内部パーツが壊れる

可能性はあると言われています。

ただしこちらはまだ長期使用していないので、今後検証していく予定です。

まとめ

今回の比較をまとめると

速さ
ハンドポンプ

疲れにくさ
フットポンプ

携帯性
フットポンプ

耐久性
製品による

という結果になりました。

どちらが絶対に優れているというより

用途によって使い分けるのがベスト

だと思います。

  • 設営スピードを重視 → ハンドポンプ
  • 楽さ・携帯性重視 → フットポンプ

という感じです。

ゴムボートフィッシングをする人にとって、ポンプ選びは地味ですがかなり重要なポイントです。

今回の検証が参考になれば嬉しいです。

動画版はこちら⬇️