ランチングホイール破損時の修理方法【ジョイクラフト】

役立つ情報

どうも、コウタです(^^)
今回はジョイクラフト製ゴムボートに使用されている「純正ランチングホイール」が破損してしまった時の修理方法をご紹介します。
今回紹介する破損内容は以下のような感じです。

タイヤが岩や砂に引っかかったり埋まったりした状態で、強引に抜け出そうと引っ張った際に固定するネジが抜けてしまって、このようなことが起こります。
こうなってしまうとホイールを固定するプレートもひん曲がってしまい、陸上での走行が困難になります。

実際に私も上のような状態となりボートを引き上げる時には苦労しました笑
その後、無事修理を終えて復帰することができましたので、その内容を紹介します。
少しでもご参考になれば幸いです。

ランチングホイール破損時の修理方法

早速今回の結論です。
ランチングホイール破損時の修理方法は以下の通りです。

  • ランチングホイールプレートの取り外し、曲げ修正
  • トランサムボードのネジ穴補修、追加穴あけ
  • 修理後の実機確認

それでは具体的な内容をこれから紹介していきます。

ランチングホイールプレートの取り外し、曲げ修正

まずは破損して折れ曲がってしまったランチングホイールのプレートを取り外しましょう。
ボルト1本で固定されているだけなので工具があれば取り外しは簡単にできます。
トランサムボード裏側のナットも固定しながら六角ボルトを緩めていきます。

プレートを取り外すとこんな感じです。
プレートがひん曲がっているのがよくわかりますね笑

次はプレートの曲げ修正を行います。
ハンマーなどで叩いてみるが相当硬く、全く曲げることができません。

そこで、どこかにプレート先端を固定して、テコの原理で曲げてみようと考えました。
良い感じプレートを固定できるところが見つからなかったので、私は車のホイールを使いました笑
ホイールの隙間にプレート先端をねじ込んで体重をかけてプレートを曲げ戻していきます。
ある程度真っ直ぐにできたところでOKとしました。

コレくらいのところでプレートの曲げ修正は完了。

トランサムボードのネジ穴補修、追加穴あけ

プレートの曲げ修正が終わったら、次はトランサムボードの補修です。
引っこ抜けてしまった木ネジの穴はネジがバカになっているため、一度穴埋めを実施します。
私は割り箸などを研いでネジ穴部に詰めこんで穴を埋めました。
簡易的ではありますが効果ありです。

割り箸や爪楊枝等を穴に詰め込んで先端部をぐりぐりして折ります。
するとネジ穴が埋まります。

こんな感じでバカになったネジ穴を全部埋めていきます。

ネジ穴の補修が完了したら元々ついていた木ネジを改めて打ち込みます。
電動ドライバ等があると便利です。
何かとDIYの時には必要であるため、お持ちでない方はこの機会に購入しておきましょう(^^)
初めはリーズナブルなのもで十分です。

木ネジだけの固定のみだと、また同じようにホイールに負荷がかかった時に破損してしまう可能性があるため、追加でプレートを固定するボルト穴をあけます。
ジョイクラフトのプレートには初めからボルトで固定できるように穴があいています。
プレートの穴径はφ8.5mmであるため、φ8mmくらいの貫通穴をあけておきます。
せっかくなので今回破損した側とは反対側のプレートも同じように補強しておきましょう。

穴あけ用のドリルも何かと使用頻度高めです。
お持ちでない方はこの機会に購入しておきましょう(^^)

固定用のボルトはトランサムボードの厚みに合わせた長さのものをチョイスします。
私の場合はトランサムボードの厚みが25mmくらいでしたので、プレートの厚みと裏側のナット幅も加味して、長さ35mmのボルトを購入しました。

トランサムボードにあけた貫通穴の裏側(船内側)には、エアフロアを固定するための木の棒があります。
穴の位置にもよりますが、この木の棒がちょうどあるところに穴を開けた場合はワッシャーとナットが入るスペースがありません。
そのため、ワッシャーとナットを入れるスペースを確保するために追加で削る必要があります。

トランサムボードを挟み込むようにしてしっかりと固定しておきましょう。
ボルトの先端が気になる方は袋ナットを被せても良いと思います。
このように補強しておけば、またプレートに負荷がかかったとしても耐久性は十分だと思います。

修理後の実機確認

修理が完了したら最後にランチングホイールを取り付けて確認してみます。
特に問題なさそうならOKです!

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は「ジョイクラフト製の純正ランチングホイール破損時の修理方法」について、私の経験をもとに紹介しました。

岩や砂場にタイヤがはまった時に無理にボートを引っ張ると今回のように破損してしまうことがあります。
修理内容は以下の通りでした。

  • ランチングホイールプレートの取り外し、曲げ修正
  • トランサムボードのネジ穴補修、追加穴あけ
  • 修理後の実機確認

バカになったネジ穴を埋めるだけでなく、新たにボルト穴を追加して固定する方法も紹介しました。
ランチングホイールを固定する木ネジが抜ける前に、今回紹介したような補強内容をあらかじめ実践しておくのも良いと思います。
それでは。