2馬力ゴムボート始めたい人向け完全ガイド(装備・注意点・費用)

役立つ情報

おはようございます😃

今日も元気に💪

執筆しています☝️

ついにでました!

2馬力ゴムボートの完全ガイド記事!!

誰も待ってないかも知れないけど??

それを言っちゃお仕舞いです…

誰かが見てくれると信じて…

はい、早速本編いきます!!

  1. そもそも2馬力ゴムボートって何?
    1. 免許不要で誰でも乗れる“自由なボート”
    2. オカッパリじゃ届かない場所へアクセスできる!
    3. 車で運べて収納もできる「現実的な船」
  2. 他の2馬力ボートやカヤックとの違いとは?
    1. ゴムボート vs 一体型ボート(FRPなど)
    2. ゴムボート vs カヤック・SUP
  3. どんな人に向いてる?2馬力ボート釣りの適性チェック
    1. 向いているのはこんな人!
    2. ちょっと向いていないかもしれない人
    3. どんな釣りスタイルに向いている?
  4. 【必須】2馬力ゴムボートに必要な道具一式
    1. ボート本体
    2.  船外機(2馬力エンジン)
    3. 空気入れ(ポンプ)
    4. オール(手漕ぎ用パドル)
    5. 運搬用ドーリー(タイヤ)
    6. アンカー
    7. 魚探(魚群探知機)
    8. ロッドホルダー・収納ボックス
    9. 必須の安全装備
  5. 初期費用とランニングコストのリアル
    1. 初期費用の内訳(独断と偏見の塊)
    2. トータル目安:35万円前後(メーカーに拘らないなら20万円台も可)
  6. 実際にどうやって釣行するの?出船〜撤収の流れ
    1. ステップ①:出発前の準備・積み込み
    2. ステップ②:現地到着・設営
    3. ステップ③:いざ出船!
    4. ステップ④:釣り中のコツ・快適化アイデア
    5. ステップ⑤:帰港・撤収
    6. 1釣行の所要時間の目安
  7. 絶対に知っておくべき安全対策とNG行動
    1. 天候・風速のチェックは最重要
    2. 絶対NGな3つの行動
    3. 安全を高めるためにできること
    4. 安全意識と自己解決は“釣りのスキル”の一つ
  8. よくあるトラブルとその対処法
    1. エンジンがかからない/止まる
    2. 空気が抜けてきた/パンクの疑い
    3. 荷物が多すぎて走行性が悪化
    4. ボートが思った以上に流される(操船不能)
  9. 初心者が失敗しがちなポイント5選(経験談つき)
    1. 風をナメて出船 → 想像以上に流されてガチ焦り
    2. 荷物を詰め込みすぎて落水リスクUP
    3. ポンプ忘れて釣り終了…その場で帰宅
    4. 日焼け・脱水で体調崩す
    5. 操船がうまくいかず釣りどころじゃない
  10. よくある質問Q&A(悩み解決まとめ)
    1. 軽自動車でも運べますか?
    2. 子どもと一緒に乗っても大丈夫?
    3. 冬でも使えますか?
    4. 操船って難しいですか?
    5. 船検や保険は必要?
    6. 初期費用が高くて迷ってます…
  11. まとめ:2馬力ゴムボートは最高の遊び道具になる!
    1. 振り返りポイント
    2. 釣りの可能性は無限大
    3. あとは一歩踏み出すだけ

そもそも2馬力ゴムボートって何?

釣り好きなら一度は耳にしたことがあるであろう「2馬力ゴムボート」

最近ではYouTubeやSNSでも見かける機会が増えて、「気になってるけど実際どんなもの?」という方も多いと思います。

ここでは、これから始めたい方のために、2馬力ゴムボートの基本的な特徴や魅力を分かりやすく解説します!

免許不要で誰でも乗れる“自由なボート”

2馬力ゴムボート最大の魅力は、何と言っても船舶免許がなくても運転できる、良くも悪くも無法地帯で自由であるという点。

ただし、知識が無くてもいい訳ではありません!!

日本では「エンジン出力が1.5kW(≒2馬力)以下」「全長3m未満のプレジャーボート」は、免許不要で操船OKと定められています(※詳細は法改正等に注意)。

つまり、陸っぱり釣りからステップアップしたい人にとって、最も手軽に海に出られる手段が2馬力ボートなんです。

オカッパリじゃ届かない場所へアクセスできる!

これまでは「船じゃないと届かない」と思っていたような沖のポイントにも、自分のタイミング・自分のルートで行けるのが魅力。まさに自由だぁぁ!

堤防からは届かない潮目やナブラ、根周り、沖のブレイク…それ全部、自分の手で攻略できるようになります。

これは釣り人にとって、本当にワクワクする瞬間。

まさに「海を自分の足で歩ける感覚」が味わえるツールなんです!

車で運べて収納もできる「現実的な船」

よく「ボート持ってるの!?」と驚かれますが、2馬力ゴムボートは折りたたみ式で、軽自動車でも余裕で積載可能なサイズ。

エンジンを含めた装備一式もコンパクトにまとまり、自宅での保管も可能です。

ガレージ不要、船舶係留も不要、税金もかからず、維持費のハードルが極端に低いのもポイント。

他の2馬力ボートやカヤックとの違いとは?

「2馬力で動く船」と聞くと、実はゴムボート以外にもいくつか選択肢があります。

ここでは、よく比較対象に挙がる**一体型ボート(FRPや樹脂製)**や、**カヤック・SUP(サップ)**との違いについて簡単に解説しておきます。

ゴムボート vs 一体型ボート(FRPなど)

まず2馬力ゴムボートの最大の強みは、浮力の大きさと圧倒的な安定性!

ボート本体が空気室で構成されているため、水に浮く力が非常に強く、転覆や横揺れにも強いのが特徴です。

実際、レスキュー隊なども使っているインフレータブル構造は、高い安全性の証明でもあります。

さらに、折りたたみ可能で収納性に優れ、自宅保管・車載も楽々。

特に釣行のたびに積み下ろしが必要な人にとっては、この可搬性がかなり大きなメリットです。

ただし、空気で構成されているがゆえに、パンクのリスクはゼロではないという点は注意が必要。

一体型のように「ガシガシ岩に擦りつけてもOK!」というほどの耐久性はないので、そこそこ丁寧な取り扱いが前提になります。

僕もこれまでゴムボート→一体型ボート→ゴムボートと乗り継いできましたが、差が歴然過ぎて一体型は速攻でクビとなりました!笑

ゴムボート vs カヤック・SUP

最近流行しているカヤックフィッシングやSUPフィッシングも、海に出る手段のひとつですが、2馬力ゴムボートと比べると違いは明確です!

まず、安定性はゴムボートが圧倒的に上!!

風や波のある日でも、ボートの浮力と広い船底面積が安心感を生みます。

また、カヤックやSUPは人力での移動が基本なので、潮の流れや風向きによってはポイント移動が困難に…。

2馬力ゴムボートはエンジンによる楽な移動が可能なので、長距離のランガンにも対応しやすいのが強みです。

ただしその反面、重量はカヤックよりも重く、準備・片付けの手間はそれなりにかかるのが現実。

また、エンジンがあるからと言って手漕ぎで帰れない距離まで沖へ出る事は厳禁。いざという時は手漕ぎで帰れるように、エンジンに依存しない事が前提です。

とはいえ、積載できる荷物量や快適性、安全性を考えると、“釣りに本気な人”にはゴムボートが選ばれる理由は明確かもしれません。

どんな人に向いてる?2馬力ボート釣りの適性チェック

2馬力ゴムボートはたしかに魅力的…

でも「自分にも本当にできるかな…?」と、不安になる方も多いと思います。

ここでは、実際に2馬力ボート釣りに向いている人・ちょっと注意が必要な人、そしてどんな釣りスタイルにフィットするのかを紹介していきます!

向いているのはこんな人!

✔ 少人数・マイペース釣行が好きな人

2馬力ボートは基本1〜2人での運用がメイン。

大勢でワイワイやるより、静かに自分のペースで自由に釣りたい人にはドンピシャです。

✔ 道具いじり・準備も釣りの一部と楽しめる人

準備・片付け・整備など、多少の手間があるのが2馬力ボート。

でもそれを**「含めて釣りの楽しさ!」と感じられる人**なら、沼確定です(笑)

✔ 知らない世界を開拓したい探究心のある人

陸っぱりでは出会えなかった魚・ポイント・景色が待っています。

釣果より「冒険そのものを楽しめるタイプ」には最高の相棒になります。

ちょっと向いていないかもしれない人

❌ とにかく楽したい、釣るだけが目的の人

準備・移動・操船…ある程度の手間と労力があるのは事実。

「現地でロッドだけ出せればいい」派には正直合いません。

❌ 濡れる・汚れるのが絶対NGな人

足元は濡れるし、夏は汗だく、冬は寒さとの戦い…もはや修行。

でもそれを乗り越えた先に、「自分で海に出た!」という達成感があります。

❌ 他力本願な人

2馬力ボートと言えど貴方は船長!

エンジンが止まったら自力でメンテ復旧、それが無理なら手漕ぎで帰る!!

何かあった時に誰かに助けを求める様な姿勢では一瞬で海の藻屑….

様々なトラブルを自分で考えて対策・対処できるような自己解決力が必要です!

どんな釣りスタイルに向いている?

2馬力ボートは驚くほどいろんな釣りに対応できます。

🔸 ジギング・キャスティング

青物を狙うならこのスタイル!

ナブラ撃ちや潮目へのアプローチも自在。

🔸 タイラバ・SLJ(スーパーライトジギング)

根魚や真鯛を狙った中層〜底物系にも相性抜群。

流し方・巻き速度の調整も操船しながら自由自在。

🔸 アジング・メバリングなどのライトゲーム

本来なら「夜じゃないと厳しい」と言われる魚も、ボートなら日中に沖のストラクチャー周りを攻められるので十分に狙えます。

夜釣りが苦手な方でも、明るい時間帯に“夜釣り系ターゲット”が楽しめるのは大きな魅力。

もちろん、その他の餌釣り全般も何でも自由に船長の貴方が選択できます!

【必須】2馬力ゴムボートに必要な道具一式

2馬力ゴムボートを始めるにあたって、「結局なにを揃えればいいの?」というのは最大の疑問ポイント。

ここでは、初めてでも安心して出船できる最低限の装備と、あった方が快適になるアイテムをまとめて紹介します。

ボート本体

まずは当然ですが、ゴムボートそのものが必要です。

● ボートタイプは「エアフロア」か「ハードフロア」かそれとも?

  • ロールアップフロア(等間隔板):とにかく設営が楽。
  • エアフロア(空気床):軽量・浮力大。持ち運び重視の方におすすめ。
  • ハードフロア(アルミや合板):安定感抜群で立ちやすい。荷物が多い人や足場の安定を重視する人向け。

初心者には「ロールアップフロア×2人乗りサイズ(全長270〜300cm)」あたりがバランス◎。

 船外機(2馬力エンジン)

ゴムボートに動力を与える「心臓部」です。

● 主なメーカーと特徴

  • ホンダ(空冷):メンテナンスが比較的楽。音と振動が大きめ。
  • トーハツ(水冷):静音性が高くパワフル。水回りのトラブルには注意。

現状、2馬力業界で販売ルートがあちこちあって入手し易いのがこの2メーカー。

中でも半分以上はホンダなので取り敢えず迷ったらホンダでいいと思うが…

空冷故に真夏の過走行は堪える様で、熱ダレによるエンスト問題が僕の周りでも多発中!

ガッツリ走りまくりたい人は水冷で排気量も圧倒的なトーハツを選んだ方がいいかも?

僕は結局ホンダを使ってますが…

予備燃料を積んだ携行缶も必須です!

空気入れ(ポンプ)

これがないとゴムボートは始まりません。

● 電動ポンプ+フットポンプの併用が一般的

  • 電動ポンプ:時短&高圧対応。シガーソケットやモバイルバッテリー対応タイプが便利。ただし騒音問題注意。
  • フットポンプ:最終仕上げや予備用として必須。

万が一の電動ポンプ故障に備えて、フットポンプは必ず積もう!

オール(手漕ぎ用パドル)

「え?エンジンあるからいらなくない?」と思った方、リスク管理が甘すぎるのでマリンレジャー全般やらない方がいいです!

  • 標準で付属していることが多いですが、しっかり装着&点検を忘れずに!

2馬力ゴムボートはオールがメインで、エンジンはオマケくらいに思った方がいいです。

運搬用ドーリー(タイヤ)

ゴムボートといえどエンジンや荷物を合わせると意外と重たく、現地での運搬が想像以上に大変です。

そんなときに活躍するのがこのドーリー(タイヤ付き運搬具)。

● 地面の種類で選ぶのがポイント

  • 砂浜ならバルーンタイヤ
  • アスファルトならノーパンクタイヤ

ドーリーはもはや必須レベル!

車〜出船場所までの距離があると、ドーリーの有無で疲労度が天と地ほど変わります。なくても担いで海辺までいけば出来ないことはないですが、現実的にはキツイかも…

アンカー

風や潮で流されないようにするためのボート釣りのアイテム。

  • 水を受けるパラシュートタイプが便利。
  • 海底まで落としてガッツリ固定するアンカーもある。

使い易いのは断然パラシュートタイプ。シーアンカーとも呼ばれる。

魚探(魚群探知機)

なくても釣りはできますが、あれば断然釣果が変わるアイテム!

  • 水深・地形・ベイトの有無が可視化されるだけで、ポイント選びの精度が段違い。
  • 最近はスマホ連携のワイヤレスタイプや、簡単設置の小型モデルも。

ロッドホルダー・収納ボックス

釣りに集中するには道具の整理が超重要!

  • ロッドホルダーはボートに固定するか、バッカンタイプでもOK。
  • 船内を広く使いたいならボート固定が吉。

必須の安全装備

最後に、釣果よりも大切な「命を守る装備」を忘れずに。

● ライフジャケット(国交省認定タイプ)

  • 桜マーク付きがベター。自動膨張 or 固型でもOK。

● 緊急連絡手段(スマホ+防水ケース)

  • 通信圏内であることの確認も忘れずに。

● フラッグ(旗)

  • 小型ボートは海面からの高さが低く、他船から見えづらいため、オレンジや赤の視認性の高いフラッグを立てることで安全性が向上します。
  • ロッドホルダーや専用ポールに取り付けるタイプが主流。

● 帽子・サングラス・グローブなど

  • 日差しや怪我から身を守るための基本装備。日焼け対策はマジで大事です!

初期費用とランニングコストのリアル

「2馬力ゴムボートって、始めるのにいくらかかるの?」

これは誰もが気になるポイントですよね。

ここでは、**初期費用(導入時に必要な金額)**と、**ランニングコスト(年間でかかる維持費)**をリアルに解説します!

初期費用の内訳(独断と偏見の塊)

装備の選び方によって差はありますが、最低限揃えて安全に出船するための相場はざっくり以下の通りです。

項目金額(円)備考
ゴムボート本体100,000〜250,000アキレス、ジョイクラフトの2強
2馬力船外機90,000〜150,000ホンダ、トーハツの2強、スズキも評判は良い
電動ポンプ10,000〜30,000あると便利、無くてもフットポンプオンリーで何とかはなる
アンカー5,000〜15,000投下するタイプは水深に応じてロープも必要
オール0(標準装備)普通はボート本体に付属
ドーリー(タイヤ)20,000〜40,000ノーパンクとバルーンの2択
魚探+バッテリー20,000〜50,000ホンデックス、ガーミンの2強
ライフジャケット5,000〜20,000桜マーク付きが無難
フラッグ5,000〜10,000専用ポールが無駄に高い、釣竿などで代用可
その他10,000〜30,000BOXとか他色々

トータル目安:35万円前後(メーカーに拘らないなら20万円台も可)

もちろん中古品を活用したり、必要最低限で始めれば10万円台でもスタート可能。

逆に「快適性・釣果重視」でガチ装備にすると、40万円以上になることもあります。

私の今のボート、エンジン、装備諸々場合は全部合わせて38万円相当でした!

実際にどうやって釣行するの?出船〜撤収の流れ

「装備はそろえたけど、実際どうやって釣りに行けばいいの?」

そんな方のために、ここでは2馬力ゴムボートでの釣行1日の流れをざっくり解説します!

初めてでもイメージが湧きやすいように、出発から片付けまでのステップを順を追って見ていきましょう!

ステップ①:出発前の準備・積み込み

まずは前日のうちに、ある程度荷物を準備しておくと当日の朝が楽になります。

  • バッテリーの充電 ✅
  • 燃料のチェック ✅
  • 積み忘れのないようチェックリストで確認 ✅

積み込みは、車にうまく荷物を収める工夫が重要。

軽自動車でも工夫次第で問題なし!

ステップ②:現地到着・設営

ポイントに着いたら、まずは周囲の安全確認&他の釣り人や民家への配慮を忘れずに。

そのうえで、下記の流れで設営していきます。

● 設営の基本的な流れ

  1. 荷物を車から降ろす
  2. ボート本体を広げて、ポンプで注気(空気を入れる)
  3. ドーリー(タイヤ)の設置
  4. エンジン、オールをセット、目視点検
  5. イスやロッドホルダー類の設置
  6. 荷物を積み込み、安全装備を確認
  7. 最後にフラッグとライジャケ装着で準備完了!

ステップ③:いざ出船!

エンジン始動前には、必ず周囲の安全確認とオールの携行確認を。

真冬であっても基本はエンジン1発始動があるべき姿なので、始動性が悪い時はどこかおかしいと考えて即メンテナンス!

ちょっとした異変にもすぐに気づくことで大事にならないようにしましょう。

始動後はいきなりフルスロットルで走るのではなく、最初はゆっくりと様子を見ながら。

● 出船後の行動例

  • まずは近場の浅場でボート操作に慣れる
  • 潮や風を見ながら、無理なく釣りができそうなポイントへ移動
  • アンカーを打つ/流し釣りをするなど、釣り方に応じて対応

風速が上がってきたら、即Uターンも視野に。安全第一で判断する癖をつけよう!

ステップ④:釣り中のコツ・快適化アイデア

  • 魚探の反応を見ながら微調整できるのがゴムボート釣りの強み!
  • ロッドホルダーやクーラーボックス(椅子)を使って、動線をスッキリさせるだけで釣果もUP
  • ゴミはまとめて袋へ、海を汚さない意識も釣り人のマナー

☀日焼け・熱中症・寒さ対策を忘れずに。海の上は環境変化が激しいです!

ステップ⑤:帰港・撤収

釣りが終わったら、出船場所近くまで帰還、エンジン停止→オールで岸まで寄せて上陸。

慣れてきたらエンジンかけたまま接岸してもいいけど、海底にプロペラを当てると故障の原因になるので注意!

潮位や風向きを見て、着岸ポイントを工夫するのも技術の一つです。

● 撤収の基本的な流れ

  1. 荷物を降ろす
  2. エンジンの洗浄、取外し
  3. ボート本体の洗浄、空気を抜いてたたむ(乾燥が理想)
  4. ゴミ・荷物を車に積み込む
  5. 最後に忘れ物確認!

ボートもエンジンもしっかり真水で洗って乾かすことが長持ちのコツ!

1釣行の所要時間の目安

項目目安時間
設営(現地到着〜出船)30〜60分
釣り時間1〜6時間(天候次第)
撤収(片付け、積み込み)30〜60分

準備と撤収だけで「合計1〜2時間程度」は見ておくと安心。

最初は大変でも、慣れると設営15分も可能です!

絶対に知っておくべき安全対策とNG行動

2馬力ゴムボート釣りは、自分のタイミングで自由に海に出られる魅力的な釣りスタイル。

でもそのぶん、すべての責任は自分にあるということです!

ここでは、命を守るために絶対に押さえておくべき安全対策とやってはいけないNG行動について解説します。

天候・風速のチェックは最重要

天気と風の予報は、釣果よりも優先して確認すべきポイントです。

● 出船前に必ず確認するべき項目

  • 風速(最大風速3〜5m/s以下が目安)
  • 風向き(沖に向かって吹く風=危険)
  • 波の高さ(0.3〜0.5m以下が目安)
  • 雨・雷の有無

おすすめアプリ:「Windy」「tenki.jp」などを複数チェックすると安心。

個人的に特におすすめなのはやっぱりwindy!

ちなみにwindyという名前のアプリで赤色と青色の2つありますが、全く別物。おすすめは赤色の方です!

赤色windy一つで5つの気象モデルが見れるため、コレさえ見てれば様々な気象変化の可能性を把握する事ができます。一応僕は有料プランに加入してますが、無料プランで十分です。

絶対NGな3つの行動

❌ その1:風速5mを超える中で出船

風速5m/sを超えると、ボートが風に流されて制御不能になる危険性が上昇します。そもそも釣りもできません!

帰れなくなる可能性もあるので、**出船中止が正解**になることもあると覚えておきましょう。

❌ その2:沖へ向かって進む風の日に出る

「追い風でスイスイ沖へ」→ 帰りは地獄です。

沖向きの風では最初から沖に引き込まれてしまう可能性もあるため、避けるのが無難。

と言っても陸向きの風も、それはそれで波が立ちやすかったりするので状況次第な所もあります!

基本は「風上に向かって出船 → 風下に帰る」パターンを意識。

❌ その3:過積載・バランス無視

必要以上に荷物を積んだり、重いものを片側に寄せすぎると、ゴムボートの高い安定感と言えど不安定に近づきます。

  • 荷物はできるだけ中心に寄せて均等に配置
  • 同乗者がいる場合は動きにも配慮

とくに着岸時・アンカー回収時・魚の取り込み時など、体勢を崩しやすい場面では要注意!

安全を高めるためにできること

● 必ずライフジャケットを着用(Type A推奨)

浮力性能だけでなく、落水時の生存率がまるで違います。

● 他船との接触を避けるための工夫

  • フラッグを高く掲げて視認性UP
  • 魚探やアンカー操作時は周囲確認を忘れずに
  • 釣りをしている時も見張りは欠かさず状況に応じてすぐに移動できること

● 緊急連絡手段の確保

  • 防水ケースに入れたスマホを常に携帯
  • 圏外ではないか、海上は特に注意
  • 家族に出船時間と場所を伝えておく

● 船の異常・トラブルへの備え

  • オールは必ず積む(=常識)
  • エンジンの携帯工具、予備部品も常備
  • パンクに備えてフットポンプは必須

安全意識と自己解決は“釣りのスキル”の一つ

釣果がすごくても、安全管理が甘い人は模範的な釣り人とは言えません。

事故が起きれば自分だけでなく、家族・周囲・地域にも迷惑がかかります。

何か起きても自力で解決するのが前提。誰かに頼る、迷惑をかけるのはもってのほか!

「今日はなんとなく怖いな」「風が強いな」と感じたら、中止こそが最高の判断です。

✅釣りに出られること自体が「特別な時間」。

安全に帰ってくることが、次の釣りにつながる唯一の条件です。

よくあるトラブルとその対処法

どれだけ準備しても、釣行中には**「え、マジか…」**というトラブルが起こるもの。

でも安心してください。

2馬力ボートの多くのトラブルは、事前の知識とちょっとした備えでリカバリー可能です!

ここでは、実際に起こりやすいトラブルとその対処法を紹介します。

エンジンがかからない/止まる

● よくある原因

  • 燃料が入っていない(←意外とやりがち)
  • 通気ノブがあいていない
  • ガソリンが劣化している(古い、雨水混入)
  • エンジンオイルが入っていない(空冷4ストなら)
  • 熱だれ(空冷エンジンかつ真夏かつ長時間運転)
  • シャーピン折れでプロペラが回らない

● 対処法

  • まずは落ち着いて燃料・ノブ・チョーク類を確認
  • しばらく待ってみてから再始動を試みる(エンジンを冷ます)
  • かからなければすぐにオールで岸を目指す
  • 海上で無理して直そうとしないこと

🔧慣れないうちは「出船前に一度エンジン始動確認」しておくと安心!

空気が抜けてきた/パンクの疑い

● よくある原因

  • バルブの締め忘れ(緩み)
  • 設営時の加圧不足(フットポンプだとあるある)
  • 小さなピンホールパンク(魚のヒラなど刺さった場合)

● 対処法

  • 設営時にバルブの締め・空気量をしっかり確認
  • 海上での対応にはフットポンプによる加圧が有効
  • 1気室がしぼんでも複数の気室で浮力をキープできるのがゴムボートの強み。慌てず帰港を!

パンク=沈没ではありません。冷静な判断が大事!

荷物が多すぎて走行性が悪化

● よくある原因

  • ボート後方に釣具・クーラーを積みすぎて走行時船首が浮き上がる
  • 左右の重量バランスを考えずに適当に配置して真っ直ぐ走れない

● 対処法

  • 重い荷物は船底中央に集め、左右バランスも意識
  • 同乗者がいる場合は前後の重心配置を工夫
  • そもそも必要な物かどうか見直し、整理

ゴムボートは浮力が大きく安定しているとは言え、過積載や重心の偏りがあると真っ直ぐ走らなくなることも…

何事も限度とバランスが大事です!

ボートが思った以上に流される(操船不能)

● よくある原因

  • 風速や潮流の読みが甘い
  • 軽量ボート特有の“風に乗りすぎる”現象
  • エンジンを切って休んでいたら流されていた…

● 対処法

  • 風上を意識した出船計画を立てる(=戻って来られる設計)
  • 他船や障害物など常に周囲の位置関係を確認するクセを!

ゴムボートは“風に弱い”乗り物。流され始めたら「釣りより帰る準備」!

初心者が失敗しがちなポイント5選(経験談つき)

ここまで安全対策やトラブル回避術を紹介してきましたが、

やっぱり最初は「やらかす」ものです(笑)

でも、先人たちの失敗から学べば防げることも多い。

この章では、2馬力ゴムボート初心者がやりがちな「あるある失敗談」を5つ紹介します。

風をナメて出船 → 想像以上に流されてガチ焦り

「朝はベタ凪だったし、風速2〜3mなら大丈夫っしょ」→→→

昼前に急変して焦るパターン、よくあります。

  • 特に冬〜春先は天候が不安定
  • 追い風に乗って沖に出て、帰りはエンジン全開でも前に進まない地獄…

✅ 対策:

  • 出船前だけでなく「数時間後、その日1日の予報」までチェック
  • 風向きが沖向きのときは沖に出ない

荷物を詰め込みすぎて落水リスクUP

「せっかくだし全部持って行こう」→→→

タックル6セット・BOX3個・クーラー1個…ボートがパンパンで足の踏み場がない状態に。

  • 操船中に荷物がずれてバランスを崩す
  • タックルや荷物の落水リスクも…

✅ 対策:

  • 荷物は**“本当に必要なもの”だけに絞る**
  • 積載は低く・センターに・バランスよく!

ゴムボートは全周がチューブで浮力抜群の代わりに船内は狭め…

だからこそミニマリストになる事が必要不可欠!

ポンプ忘れて釣り終了…その場で帰宅

「現地に着いて、ボート広げて、いざ空気入れようとしたら……」

**ポンプが、ない。**終わり。

  • ベテランでも一度は経験するレベルの“あるある”
  • 電動ポンプもフットポンプも両方あるとリスク分散になる

✅ 対策:

  • 前日にチェックリストで荷物確認
  • フットポンプは常にボート本体とセットにして保管

日焼け・脱水で体調崩す

「曇ってたから大丈夫だと思って…」→→→

腕真っ赤、顔ヒリヒリ、夜は発熱。ボウズよりダメージがデカい!

  • 海上は照り返しで想像以上に焼ける
  • 夏場は飲み物をケチるとマジで危ない

✅ 対策:

  • 長袖・帽子・偏光サングラス・日焼け止めはセットで必須
  • 冷えた飲み物を多めに持参(+塩分補給系も◎)

操船がうまくいかず釣りどころじゃない

「釣りに集中したいのに、すぐ流される…舵が効かない…ボートが回る…」

最初は大体こうなります(笑)

  • 潮・風・荷物の配置など、実釣時の操船は意外と難しい
  • 船が流れすぎてラインが真横にしか入らない問題も起こりがち

✅ 対策:

  • まずは近場で操船の練習
  • 魚探をみるより先に「ボートを止める流す技術」を身につけると楽!

🎣 失敗を笑えるうちにしておこう

失敗=ダメじゃない。

むしろ最初のうちは、「あ〜これがボート釣りか…」と笑えるくらいがちょうどいい。

でも、命の危険があるような“失敗”だけは絶対に避けるべきです。

だからこそこの記事で、事前に知っておいてもらえたらと思います!

よくある質問Q&A(悩み解決まとめ)

ここまで読んで「よし、始めてみようかな」と思った方も、最後にもう少し細かい疑問を解消しておきましょう。

ここでは、2馬力ゴムボート釣りを始める前によく聞かれる質問にお答えします!

軽自動車でも運べますか?

A. 余裕で運べます。

ボートをたたんでバッグに入れれば、軽バンやハイトール系軽自動車はもちろん、普通車のトランクにも積めるサイズ。

僕も昔ダイハツのミラジーノという特に小さな軽自動車に乗ってた事がありますが、それでも全部乗りました!

ただし積載時は荷崩れ防止のためにラッシングベルト等で固定しましょう。

子どもと一緒に乗っても大丈夫?

A. 可能ですが条件付きで。

  • 特に波が穏やかで、風速2m以下の安全な日を選ぶ
  • 必ず子ども用ライフジャケット着用
  • 片手は操船、片手は子どもへの安全配慮ができる状況で

⚠ お子様にとって長時間の乗船は疲労や酔いもあるため短時間で切り上げ推奨。

冬でも使えますか?

A. 使えますが、装備と条件次第です。

  • 防寒対策(防水ウェア・防風グローブ・ネックウォーマー)必須
  • 冬は天候変化が激しいため、風速・波高のチェックは入念に
  • 手足の冷え=操船ミスや判断力低下につながるので注意
  • 水温10℃を下回るような海だと落水=即意識喪失

操船って難しいですか?

A. 最初はちょっと戸惑いますが、慣れます。

  • ポイントは「風上に向かって立てる」意識
  • 最初の2〜3回は釣りより操船練習がメインと割り切ると上達が早い
  • 潮と風の合成ベクトルで常に流されるのでオカッパリとは根本的に異なることを理解

船検や保険は必要?

A. 船検は不要ですが、保険は推奨。

  • 「レジャー保険」などで補償をカバー
  • 年数千円で加入でき、万が一の安心感が全く違います
  • 僕も一時期レジャー保険に加入してましたが現在は自己解決できると判断して未加入です

初期費用が高くて迷ってます…

A. 中古や試乗体験から始めるのもアリ。

  • メルカリ等のフリマサイト・リサイクルショップ等で中古品を探す
  • 一部展示会では試乗体験もあり、お試しには最適
  • まずは「1〜2回体験 → 続けられそうなら購入」が失敗しない流れ
  • 知り合いに乗せてもらうのも一つの手

まとめ:2馬力ゴムボートは最高の遊び道具になる!

ここまで読んでいただき、2馬力ゴムボートの魅力や始め方、必要な装備、安全対策まで一通りイメージできたはずです?!

免許不要で、軽自動車でも運べて、どこでも行けて釣りの自由度は一気に広がる。

それでいて維持費は小型船に比べて圧倒的に低コスト。

**「釣り人生が変わる道具」**と言っても過言ではありません。

振り返りポイント

  • 安全第一:風速・天候チェックは釣果より優先
  • 装備はシンプルに:必要最低限な道具からスタート
  • 無理をしない:沖に出る距離も、天候も、常に余裕を持つ
  • 自己責任ベース:あらゆる事は自己解決が前提、人に迷惑かけたらダメ
  • 失敗は財産:やらかしも経験値になる

釣りの可能性は無限大

陸っぱりでは届かなかった沖の潮目、ナブラ、根。

「いつか行ってみたい」と思っていたポイントに、自分の力でアクセスできる。

その達成感と興奮は、一度味わうと忘れられません。

そして2馬力ゴムボートは、釣りだけじゃなく家族や仲間との思い出作りにも最高の舞台になります。

安全な条件を選べば、お子さんや友人を乗せて一緒に海の上で過ごす特別な時間も作れます。

あとは一歩踏み出すだけ

「興味はあるけど…」と迷っている時間がもったいないです。

まずは体験やレンタルでもいい。

分からない事があれば僕に聞いてください!

海に浮かぶ一歩を踏み出せば、きっとあなたの釣りは新しいステージに進むはずです。

海は最高の遊び場ですが、同時に大きな力を持つ自然…

釣果より安全、自己満足より仲間や家族の安心。

その意識を忘れずに、2馬力ゴムボート釣りの世界を思い切り楽しんでください!

さらに詳しい実釣の様子や装備の使い方は、YouTube「コウタの釣りch。」で公開中!

リンクからぜひ覗いてみてください👇

👉 チャンネルはこちら

以上、宣伝でした!