どうも、コウタです(^^)
今回のテーマはズバリ…
ゴムボート釣りにおける出船場所の探し方、開拓方法
これです。
私が愛用しているゴムボート等のミニボート(2馬力ボート)は然り、カヤックやSUP等においても、どこから出船すればいいのかとあなたも悩んだことはないでしょうか?
海岸にある砂浜や漁港のスロープ等は一般人が勝手に使用してもいいのかどうか、不安に感じることもあると思います。
出船にちょうど良さそうな砂浜やスロープを見つけても、その場所が個人の所有地であった場合、勝手に使用してしまうとトラブルに発展してしまうこともあるかも知れません。
そこで、今回は私が実践している出港場所の探し方、開拓方法をご紹介していきます。タイトルではゴムボートと明記しておりますが、ミニボート全般で活用可能な方法となっています。
少しでも参考になれば幸いです。
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出船場所の探し方
まず、出船場所の探し方については、以下の3つが挙げられます。
- 知り合いに聞く
- 近くのミニボートゲレンデを探してみる
- 自分で開拓する
1つ目の「知り合いに聞く」というのが最も手っ取り早いです。
ただし、出船場所はその人の大事な情報であるため、あまり他人には教えたがらない方もいます。
中には出船場所を聞くこと自体をマナー違反と考える方も居るため、慎重に確認していく必要があります。
また、私のようにボッチで知り合いが居ないという方はそもそも聞くこと自体が難しいですね笑
「知り合いに聞く」のポイント
- 最も手っ取り早い方法
- 人によっては教えたくないという人も居る
- そもそも知り合いが居ないボッチの人には難しい笑
2つ目の「近くのミニボートゲレンデを探してみる」というやり方もあります。
地域によっては自治体がミニボート用の出船可能マップのようなものを公開していることもあり、これを見ることで出船場所を知ることができます。
以下は関東運輸局が公開しているミニボートゲレンデです。
ミニボートを安全に楽しみましょう!
関東運輸局HP「ミニボートを安全に楽しみましょう!より
特定の地域限定になりますが、自分の地域でミニボートゲレンデが公開されていないかどうかを確認してみましょう。
「近くのミニボートゲレンデを探してみる」のポイント
- 地域によっては公式でミニボートの出船場所が公開されている
- 自分の地域でもミニボートゲレンデがないか要チェック
3つ目の「自分で開拓する」ですが、これが最も主流のやり方になると思います。
しかし、イマイチやり方が分からないという方も多いと思いますので、今回ご紹介していきます。
自分で出船場所を開拓する方法
私が実践している出船場所の開拓方法は以下のとおりです。
- GoogleEarthで出船できそうなところを確認する
- 実際にその場所へ行ってみて出船できそうか確認する
- その場所の管理者へ出船してもいいか確認する
それぞれ順番に解説していきます。
GoogleEarthで出船できそうなところを確認する
まずはご自身の近くで出船できそうな場所がないかどうかを確認しましょう。
Google Earthを使えば自宅に居ながら海岸沿いの様子を簡単に見ることができます。
また、出船できそうな場所は以下のような所です。
- 砂浜
- スロープ
- その他
1つ目の「砂浜」は海水浴場が鉄板になります。
一般向けに開放されていることが多くあり、駐車場やトイレ、水道等も完備されているため、ミニボートフィッシングの出船には最適な場所と言えるのではないでしょうか。
ただし、7〜8月の海水浴場シーズンは利用客が多く使用できない可能性もありますので注意しておきましょう。
また、砂浜が広大な場合はミニボートの運搬が大変になることもあります。
海水浴場以外の砂浜でも近くに駐車場があればミニボートの出船にも使用できるかも知れませんのでチェックしておきましょう。
「砂浜」からの出船におけるポイント
- 海水浴場が鉄板(駐車場、トイレ、水道等完備)
- 海水浴シーズン(7〜8月)は使用不可になることもある
- 砂浜が広大な場合はボートの運搬が大変かも
- 海水浴場以外の砂浜も要チェック
2つ目の「スロープ」については、漁港が主な出船候補になります。
スロープは砂浜に比べて出船が楽であるため、近くの漁港は忘れずにチェックしておきましょう。
ただし、一般人の利用については地域ごとで取り決めがされていることがあり、関係者以外立入禁止の場合も多くあります。
使用料や年会費を支払うことで自分が関係者になるという方法もありますので、その場所のルールに従いましょう。
基本的に漁港は漁業関係者の方々が優先されますが、国(農林水産省)は各知事あてに「漁港における漁船以外の船舶の利用について」という通達を出しており、その一部を抜粋すると以下のような文言があります。
…漁港管理者が漁船の漁港利用に支障がないと判断する場合には、海洋性レクリエーションの施策の拡大を求める国民の要望に対応すること…
…漁業と海洋性レクリエーションとの漁港利用調整に積極的に対応すること…
農林水産省「漁港における漁船以外の船舶の利用について」より
以上の内容を見ると、国のスタンスとしては国民のレクリエーションに協力的な方針であることがわかりますね。
とは言っても、漁港の使用可否は管理者が判断するため、一般人の方が漁港を使用する場合には予め管理者へ確認をしておく方が良いでしょう。
また、海岸沿いを眺めていると漁港以外にもスロープがあることがあります。付近に駐車スペースがあればミニボートの出船にも使用できるかも知れませんのでチェックしておきましょう。
「スロープ」からの出船におけるポイント
- 漁港が主な出船場所になる
- 砂浜よりも出船が楽
- 漁港は関係者以外使用禁止の場合も多い、管理者へ要確認
- 漁港以外にもスロープも要確認
3つ目の「その他」でも磯やゴロタ岩場から出船する場合もあると思います。
ただし、私の使用するゴムボートでは出船に使用したことがないため、今回は紹介を割愛したいと思います。
FRPボートやカヤック等であれば十分出船場所にもなり得ると思います。
付近に駐車スペースがあればミニボート出船にも使用できるかも知れませんのでチェックしておきましょう。
「その他」からの出船におけるポイント
- 磯やゴロタ岩場も出船場所になり得る
- ゴムボートでの出船経験はないが、FRPボートやカヤックであれば出船できるかも
実際にその場所へ行ってみて出船できそうか確認する
Google Earthで出船場所として使えそうな場所をチェックした後は実際に現地確認をしてみます。
確認ポイントは以下のような点です。
- 駐車スペースがあるか
- 実際に出船できそうか
- 一般人の利用は可能か
- 近くに民家はないか
1つ目の「駐車スペースがあるか」については、出船場所まで車で行くことが前提になります。
多くの場合は車で出船場所へ移動することになると思いますので、自身の車が駐車できるかどうかを確認しておきましょう。
また、駐車料金が必要なこともあるため予め確認しておきましょう。
「駐車スペースがあるか」の確認ポイント
- 自身の車が駐車できそうか
- 駐車料金は必要かどうか
2つ目の「実際に出船できそうか」についても、実際に自分のボートが出船できそうかどうか、駐車場から海までの距離、段差やその他障害物になりそうなものがないかどうか等を確認しておきましょう。
また、確認時の潮位にも注意する必要があります。
場所によっては干潮時に砂浜やスロープが干上がってしまい出船が困難になることもあるため、干潮時でも問題なく出船できるかどうかを確認しておきましょう。
私の過去の経験で、出船時は満潮で問題なく出船できたが、帰るときに干潮でスロープが干上がってしまい帰れなくなる、ということもありました笑
こうならないように注意しましょう!
「実際に出船できそうか」の確認ポイント
- 駐車場から海までの距離、段差やその他障害物がないか
- 干潮時にも問題なく出船できそうか
3つ目の「一般人の利用は可能か」については、砂浜やスロープ等の出船できそうな場所を見つけても管理者が一般人の利用を制限していることがあるため、そのような規制がないかどうかを確認しておきましょう。
看板等で「関係者以外立入禁止」等の表示がある場合は一般人の利用は難しいかも知れませんが、前述したように使用料や会費を支払うことで自身が関係者になるというやり方もあるため、その場所のルールに従いましょう。
また、現地確認のときに実際にその場所を利用している方が居れば、その方に聞いてみる等してみましょう。
「一般人の利用は可能か」の確認ポイント
- 関係者以外立入禁止等の看板がないか
- 使用料や会費等の支払いで自身が関係者になれることもある
- 実際に利用者が居る場合はその方へ確認してみる
4つ目の「近くに民家がないか」ですが、こちらはマナーの話になります。
釣り人の朝は早いので早朝から車のエンジン音やミニボートの準備等で騒がしくなることもありますので、近くに民家がある場合は控えるのがマナーでしょう。
「近くに民家がないか」の確認ポイント
- 地元住民の方との騒音トラブルに注意
その場所の管理者へ出船してもいいか確認する
これが最も重要であると言っても過言ではありません。
出船できそうな場所を見つけたからといって勝手にその場所を使用しているとトラブルの原因になりますので、管理者への確認を行ないましょう。
現地確認において「〇〇が管理しています」等の文言が確認できればそこへ問い合わせをしましょう。
以下は私が実際にポイントを開拓するときに見つけた看板です。
このような看板がある場合は記載されている連絡先へ問い合わせしてみましょう。
管理者がよくわからない場合はとりあえず、その地域の自治体へ問い合わせしてみましょう。
多くの場合は〇〇水産課、〇〇港湾課等の名称であることが多いのですが、よくわからなければ総務課(部)へ連絡すれば上手いことしてくれると思います笑
ここからは、私が実際に行っている問い合わせ内容を紹介します。
まずは自治体へ以下のようなメールを送ります。
以下メールサンプルです。
必要に応じてご使用ください。
〇〇農林水産課
問い合わせメール(例)より
ご担当者様
一般市民の〇〇と申します。
以下の場所について、一般市民がゴムボートやカヤック等を出船する際に
使用してもいいのかどうかをご教示いただきたく、ご連絡しました。
一般市民が利用しても問題なければ、その旨をご連絡いただけると幸いです。
利用に関して別途許可、届出等が必要であればそのようにご連絡お願いいたします。
・〒〇〇〇-〇〇〇〇 〇〇△△のスロープ
私の率直な希望としてはゴムボートやカヤック等の出船に使わせていただけると大変嬉しいです。
駐車料金やスロープ利用料金等が必要であればお支払いさせていただいてでも、利用させていただきたいです。
以上、お手数ですが
ご確認よろしくお願いいたします。
一般市民/〇〇
メール送付後は自治体からの返事を待つだけなのですが、大体は数日の内に返事が帰って来ることが多いです。
遅くとも2週間程で返事が帰ってきます。
出船OKであった場合の返信内容は以下のような感じです。
(OKの場合)
返信内容を要約すると、漁業者の迷惑にならなければ自由に使用してOK、という感じです。
一方で以下は出船の許可が降りなかった場合の返信内容です。
(NGの場合)
こちらの返信内容を要約すると、問い合わせ場所は高速船の航路付近のため出船NG、という感じです。
高速船の航路付近ということは私自身も問い合わせするまで知らず、この問い合わせで初めて知ることができました。
確かに、高速船の航路付近でミニボートを出すのは危険なので、事前に問い合わせをしておいてよかった事例であると思います。
このように管理者へ問い合わせをすることでミニボートを出しても良いのかどうかという明確な回答をもらうことができます。
出船しても良いのかどうかわからないときは是非、管理者への問い合わせを行いましょう。
「その場所の管理者へ出船してもいいか確認する」のポイント
- 現地確認のときに管理者に関する表示がある場合はそこへ問い合わせする
- 管理者が不明なときは自治体へ問い合わせする
- 問い合わせをすることで高速船等の航路が付近にあるかどうか等の正確な情報を得ることができる
その他の注意点
釣り場のゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
できれば自分以外の釣り人が捨てたと思われるゴミも見つけたら持って帰るようにしましょう。
地元の方々からすれば、自分が捨てようが自分以外の人が捨てようが、釣り人のゴミであることに変わりはありません。
釣り場をキレイに保てば結果的に長く釣りを楽しむことができるでしょう。
また、地元の方々との交流も大事にしましょう。
現在はコロナ禍もあり、話し掛けられることを嫌がる方も居るため、積極的に話しかける必要はありませんが、挨拶くらいはしてもバチは当たりません。
釣り場が立入禁止にされる多くの場合はゴミの放置、地元住民とのトラブルが原因です。
皆さんもご協力お願いします。
「その他の注意点」のポイント
- 釣り場のゴミは必ず持って帰る
- 自分以外のゴミもできれば持って帰る
- 地元の方との交流も大事にする、見かけた挨拶する
- ゴミ問題、地元住民とのトラブルが減れば、結果的に長く釣りを楽しむことができる
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は「ゴムボートフィッシングにおける出船場所の探し方、開拓方法」について実際の事例も交えながら紹介していきました。
ミニボートは移動のメインが車であるため、どこからでも自由に出船できることが魅力の一つですが、その反面でどこから出船すれば良いのか分からず悩むこともあると思います。
そこで、今回は出船場所の探し方について、以下の3つのやり方があることを紹介しました。
- 知り合いに聞く
- 近くのミニボートゲレンデを探してみる
- 自分で開拓する
それぞれ、一長一短ありますので、ご自身にあったやり方を試してみてください。
中でも今回は3つ目の「自分で開拓する」について詳しく掘り下げていきました。
実際に私が実践している開拓方法は以下のような流れです。
- GoogleEarthで出船できそうなところを確認する
- 実際にその場所へ行ってみて出船できそうか確認する
- その場所の管理者へ出船してもいいか確認する
それぞれ詳しく紹介してきましたので今後もしも、あなたがポイント開拓をすることがあるときには参考にしてみてください。
今回は以上となります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
これからもお互いにミニボートフィッシングを楽しんでいきましょう!