釣った魚をできるだけ良い状態で持ち帰りたい!でも、毎回クーラーボックスに氷を詰めるのもなかなか大変ですよね。
そこで今回試してみたのが、BougeRV(ボージアールブイ)の20Lポータブル冷蔵庫「CRH20」。車での持ち運びはもちろん、コンセントにつないで自宅でも使える冷凍冷蔵庫です。
今回は単なる開封レビューではなく、冷却スピードの測定、バッテリーだけで何時間動くかの検証、ゴムボート釣行で釣ったカンパチの保冷、さらに7日後の調理・実食まで試してみました!
結論から言うと、釣りの行き帰りだけでなく「魚専用の冷蔵スペース」として使えるのが、僕には特に便利でした。実測結果と気になった点も含めて詳しく紹介します。
BougeRV CRH20はどんなポータブル冷蔵庫?

CRH20は、家庭用コンセント・車のシガーソケット・着脱式の専用バッテリーで動かせる20Lのポータブル冷蔵庫です。
見た目はコンパクトですが、温度設定は−20℃から20℃まで、1℃単位。冷たい飲み物を保管する冷蔵用途から、冷凍用途まで対応します。
今回使ったのは、専用バッテリーが付属するモデル。箱を開けると、本体、ACアダプター、車載用のDC電源コード、日本語の取扱説明書などが入っていました。
バッテリーは本体から簡単に取り外せる構造で、初めてでも扱いやすい印象です。
CRH20の主なスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 20L |
| 温度設定 | −20〜20℃(1℃単位) |
| 電源 | 家庭用AC・車載DC12/24V・専用バッテリー |
| 専用バッテリー | 240Wh(バッテリー付きモデル) |
| 重量 | 本体約10.4kg/バッテリー込み約12.6kg |
| 運転モード | MAX・ECO |
| バッテリー駆動時間 | メーカー公称最大約30時間(条件による) |
動画撮影時に紹介した価格の目安は、本体のみが2万2,000円台、バッテリー付きが約3万7,000円。販売価格やセール内容は変動するので、購入時には最新価格を確認してください。
実際に冷やしてみた! −20℃まで何分かかる?

最初に気になったのは、やっぱり冷却性能。
箱から取り出した直後、周囲は約28℃。家庭用コンセントに接続すると電子音が鳴って起動しました。取扱説明書を確認しながら、温度や運転モードを設定していきます。
本体には冷却優先のMAXモードと、省電力を重視したECOモードがあり、用途に合わせて切り替えられます。
そして、冷却中の本体表示を追っていくと、こんな結果になりました。
冷却テストの実測結果
| 電源を入れてから | 本体に表示された温度 |
|---|---|
| 約20分 | 7℃ |
| 約27分 | 0℃ |
| 1時間弱 | −10℃ |
| 約1時間15分 | −15℃ |
| 約1時間26分 | −20℃ |
30分足らずで表示が0℃に達したときは、「おお、冷たい!」とちょっと感動(笑)。最終的には約1時間26分で設定下限の−20℃まで下がりました。
ただし、これは今回の条件で確認した本体の温度表示です。魚や飲み物の中心温度を測ったわけではありません。外気温、入れる物の量、ふたの開閉、運転モードによって冷却時間は変わります。
動作音はかなり静かに感じた
もうひとつ驚いたのが稼働音。コンプレッサー式なので音が出ないわけではありませんが、実際に動かしてみると**「むちゃくちゃ静か!」**というのが第一印象でした。
今回は騒音計での実測ではなく、あくまで使ってみた感想。それでも、家庭内で置いて使うことも想定していた僕にとっては好印象でした。
バッテリーだけで約32時間! 電源なしでどこまで使える?

僕が気にしていたのは、車の電源が使えない場面でどれだけ持つかということ。
バッテリーの充電残量を確認しながら100%まで充電し、その後コンセントを抜いてバッテリー駆動に切り替えました。外部電源からバッテリー給電へ切り替わる仕組みなので、移動を挟んだ使い方がしやすそうです。
そして、ECOモードで動かし続けた今回の実測結果は、なんと約32時間!
メーカーが案内する最大約30時間と同程度の長さで、思っていた以上に余裕がありました。
もちろん32時間は今回の使用条件での結果。夏場の高温環境や、常温の魚・飲み物を大量に入れて一気に冷やす場合にも同じ時間動くという意味ではありません。
バッテリーにはUSB-AとUSB-Cも搭載
専用バッテリーにはUSB-AとUSB-Cの端子もあり、スマホなどの充電にも使えます。
釣りではスマホやカメラなど充電したいものが意外と多いので、これは地味に便利。もちろん外部機器にも給電すれば、冷蔵庫に使える電力はその分減ります。
ゴムボート釣行へ! 釣った魚は20Lに入る?

スペックを確認したところで、今度はいつものゴムボートで実釣へ。
この日の釣果は、カンパチ、オオモンハタ、アカハタなど。帰ってから、釣った魚をCRH20に入れてみます。
特にメインで入れてみたかったのが、2kg弱ほどのカンパチです。
ビニール袋に入れて庫内へ。尻尾がギリギリ収まるくらいで、「このサイズなら入るのか!」という感じでした。20Lは便利な容量ですが、魚の全長や袋の大きさ次第では入らないので、ここは購入前に考えておきたい点です。
ちなみに、今回の運用はボートに冷蔵庫を積み込むというより、車での保冷・持ち帰りと自宅での保存が中心。ゴムボートの限られた船内スペースを占領しない使い方です。
魚の保冷には0〜1℃付近に設定してみた
CRH20は−20℃まで設定できますが、そのまま魚を入れると凍らせてしまう可能性があります。
そこで今回は0〜1℃付近に設定。0℃設定時には庫内の壁面の水滴が凍る様子もあったので、途中で1℃程度にしてみました。
冷蔵庫はよく冷えていますし、電源を入れてから約6時間経った時点でもバッテリー残量には余裕がありました。
ただし、設定温度が1℃だから魚の中心まで1℃になっている、ということではありません。魚の扱いでは速やかな冷却・適切な下処理と、必要に応じた食品用温度計での確認が大切です。
家では子どもが冷蔵庫をのぞき込みながら「お魚いるの? 海に行ったの?」と興味津々(笑)。こういう何気ない時間も、釣りの楽しさですね。
釣ったカンパチを下処理して、7日後に取り出してみた

今回の動画で、特に試してみたかったのがこの部分です。
帰宅後はカンパチのエラ周りや血管を処理し、血抜きの状態を確認。その後、CRH20へ戻して冷蔵保管しました。
そして、7日後。
取り出したカンパチは、釣ったばかりのときの張りとは違い、身にねっとりとした柔らかさが出ている印象。包丁を入れたときにも、時間が経ったことによる質感の変化を感じました。
「いやあ、寝ましたね。だいぶ熟成されました」
魚を釣った当日に食べるのももちろんおいしいですが、時間とともに変わる食感や味わいを楽しむという世界もあります。
7日間の冷蔵熟成は、安全性を保証する方法ではありません
ここは大切なので補足しておきます。
今回の7日間は、あくまで動画内で行った個別の実例です。CRH20に入れておけば、釣った魚を7日間安全に生食できるという意味ではありません。
魚の種類や鮮度、血抜き・内臓処理、衛生状態、魚の中心温度によってリスクは変わります。一般的な家庭での生魚の長期冷蔵保存や、見よう見まねの生食熟成はおすすめしません。
また、アニサキスは冷蔵・熟成では死滅しません。心配な場合は十分な加熱を行い、生食には適切な寄生虫対策と専門的な衛生管理が必要です。本体の設定を−20℃にするだけで、魚の全体が必要な冷凍条件を満たすわけでもありません。
家族で実食! 熟成カンパチの炙り刺身とアラの照り焼き
いよいよ実食です。
今回は妻が調理を担当。カンパチの炙り刺身の盛り合わせと、アラの照り焼きを作ってくれました。
食卓に並んだ身は、青物らしい脂の乗ったきれいな色合い。家族で食べてみると、思わず「おいしい!」の声が出ました。
時間を置いたことで味わいや食感が変わったように感じられ、妻とも「旨味が引き出されたね」と話しながら楽しみました。子どもたちの「おいしい」という反応もうれしかったですね。
動画としては、釣るところから持ち帰り、調理して食べるところまで見せられたのが今回の大きな見どころでした。
実際に使って分かったCRH20の良かったところ・気になるところ

今回、釣りから自宅までひと通り使ってみて、良かったと感じたのは次の点です。
- 冷却が速い: 今回は空の状態に近い条件で約27分後に0℃表示、約1時間26分後に−20℃表示まで下がった。
- 車でも家でも使える: 車載DC、家庭用AC、専用バッテリーの3通りを使い分けられる。
- バッテリーに余裕がある: ECOモードでは今回約32時間動いた。
- 温度を細かく設定できる: 冷蔵から冷凍まで用途を変えやすい。
- 家庭の冷蔵庫を圧迫しにくい: 魚を入れる専用スペースとして使えるのがありがたい。
一方で、気になる点もあります。
- 重さはそれなり: バッテリー付きで約12.6kg。魚や荷物を入れた状態での持ち運びには注意が必要。
- 20Lにはサイズの限界がある: 今回の2kg弱のカンパチはほぼギリギリ。もっと大きな青物を丸ごと入れる用途には向かない。
- 設定温度と食品の温度は別: 特に魚の保管では、冷蔵庫任せではなく適切な処理と温度管理が必要。
僕なら「バッテリー付き」を選びたい
本体だけのモデルでも、家のコンセントや車の電源が使える場所なら十分便利です。
ただ、釣行前後の準備や車への積み下ろし、電源が取れない場所での一時使用まで考えると、僕はバッテリー付きモデルの自由度に魅力を感じました。
一方、自宅専用の魚保管庫として使うことが中心なら、本体のみのモデルも選択肢。用途に合わせて選ぶのが良いと思います。
まとめ:釣り人にとって「車と家で使える魚用冷蔵庫」は便利!

今回のBougeRV CRH20、使ってみて一番良かったのは、釣った魚を車で保冷するところから、家での保存まで一台でつなげられることでした。
冷却スピードも十分に感じましたし、ECOモードで約32時間動いたバッテリーも印象的。20Lという容量は何でも入るわけではありませんが、今回のような釣果なら使いどころがあります。
7日後のカンパチを家族で味わえたのも、動画としては面白い経験でした。ただし、長期熟成の安全性を機器が保証するわけではないので、そこは別の話として考えたいですね。
釣りだけでなく、キャンプや車中泊、自宅でのサブ冷蔵庫としても使いたい方には、チェックする価値のある一台だと思います!
実際のレビュー動画はこちら
開封、冷却テスト、釣ったカンパチの収納、7日後の取り出しから家族の実食シーンまで、動画で紹介しています。

